「勉強の保健室」について
- 菱田伊駒
- 2017年9月12日
- 読了時間: 2分
「べんきょうの保健室」という取組をはじめます。
「勉強」に関する好き嫌いや楽しさは、だいたいが以下のように決まっているように思います。
・成績が良いからその教科がすき (成績が悪ければその教科は嫌い)
・テストで点が上がるから勉強が楽しい (テストで点が下がれば楽しくない)
塾の席順は、テストの成績で決まっていたし、クラス分けも成績で「V1」、「V2」とかいう名前がついていました。入試に受かれば、それまでの努力は報われるし、そうでなければ水泡に帰す。
自分自身を振り返ってみると、常に数値化、他人からの評価の中で、机に向かって勉強してきました。成績が上位のクラスにいる優越感にひたったこともあります。志望校は、偏差値で上から順番に決めていました。
受験という仕組み、テスト、志望校、通知表、そういうものがある限り、仕方のないことだと思います。そういう制度のおかげでここまで勉強できてきたという側面もあります。
あまりにも、自分自身がどっぷりとつかってきたせいで、良い悪いの判断をするには、1つ1つをもっと考え直さなければいけないです。
今ぼくは、誰にも何も言われず、強制もされず、p4cの本を読み、企画をして、文章を書いています。自分の無知を思い知らされ、反省し、リベンジしたと思ったらやっぱり上手くいかない。そんなことばかりです。けれども、その繰り返しの中に(思いっきり簡単に言ってしまうと)「学ぶ楽しさ」「考える楽しさ」があります。その楽しさは、学校で味わってきたテストの成績とか、受験とは少し離れた位置にあるように思います。
テストでいい点を取らないといけない。テストが近いので対策しないといけない。受験に向けて勉強しないといけない。そういう流れを無視するのではなく、それはそれとして受け止めながらも、どっぷりと両足でつかってしまうのではなく、片足だけでも、大きな流れとは離れた位置に置く、せめて「置いてみよう」と努力してみる。
そんな努力を発見し、応援する活動になることを目指します。
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