水辺
- 菱田伊駒
- 2018年7月15日
- 読了時間: 1分
外に出てぼんやり過ごしている。最近、梅田で再開発が進んでいる地域には、緑が植えられ、人工の川が流れ、近くにベンチが置いてある場所が増えた。パラソルで出来た陰のあるベンチに座り、水遊びをする数組の親子を眺める。幼稚園くらいの子どもが2~3人、水をかけあって遊んでいる。
小学校低学年くらいの子とp4cをやっていると、慣れてくるといきなり背中に飛びかかってくる。あるいは肩にぶら下がってきたり、コミュニティーボールを投げつけてきたり、人のボールを奪い取りにいったりする。周りにある道具を触ったり転がしたり、上に乗ったり、箱であれば中に入ってみる。最後の方は、みんなでとっくみあいになって、ふとした拍子に頭をぶつけて、泣き出してしまったりする。
子どもたちと接していると、人や物との関わり方の直接的な面白さを感じる。もっと小さいと、なんでも口にいれてみたりする方法があるのだろう。鼻の中にビーズを入れたまま何日もたって、病院に行って取り出してもらった男の子の話を思い出す。
今の自分は、そういうことをしようとは思わない。それは、経験を積んだ人間であることの1つの証拠だろうか。
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